▷この記事で伝えること
- ポメラニアンの性格に驚く飼い主のリアルな声と背景
- 専門家が語るポメラニアンの「気性」の正体と対処法
- 小型犬にありがちな“甘やかし”とその影響
- 感情的に追い詰められる飼い主の本音に共感しつつ支援
- 愛されるために知っておきたい、「強さ」と「繊細さ」のバランス
フワフワの見た目に騙される?「思ってたのと違う」ポメラニアンの性格
SNSや街中で見かけるポメラニアンは、まさにぬいぐるみのような愛らしさ。小さな体にフワフワの毛、くるんとした目。初めて飼うにはぴったりな印象を受ける犬種です。
…が、実際に一緒に暮らし始めると、多くの飼い主がこう漏らします。
「全然おとなしくない!」
「吠える、怒る、言うこと聞かない」
「こんなに気が強いとは思わなかった…」
ポメラニアンは、見た目の“天使感”とは裏腹に、「超」がつくほど個性の強い犬種です。そのギャップに戸惑い、悩み、ついにはプロに相談する飼い主も少なくありません。
【体験談①】感情が爆発した…飼い主のSOS
朝日新聞の動物メディア「SIPPO」には、1人の飼い主のリアルな声が記録されています。
小型犬だからと気軽に迎えたポメラニアン。しかし、想像以上の吠え癖と気性の激しさに悩まされ、ついに感情が爆発。
「もう限界です!」と泣きながらトレーニング施設に電話をかけた――
この飼い主は、「優しいだけのしつけでは通じない」と悟り、プロのトレーナーに助けを求めました。そこから、犬ではなく“自分の接し方”を変える覚悟が必要になったと語っています。
【学び】
ポメラニアンの強い性格は、「問題犬」ではなく「本来の資質」。それを理解しないまま甘やかしたり叱ったりしても、かえって悪化するだけなのです。
【体験談②】怒ると逆ギレ!?かわいいだけじゃないロッキーの奮闘記
Amebaブログの「ロッキーくん(ポメ・11ヶ月)」の飼い主もまた、予想外の苦戦をしています。
- 甘噛み、破壊行動、鳴き止まない吠え声…
- 注意すると“逆ギレ”のように激しく反抗する
- 「怒ると逆効果」という獣医師の言葉に納得
この飼い主は、最初は「しっかり叱れば直る」と思っていましたが、結果は逆効果。そこで、愛情と理解をベースにした“根気ある向き合い方”に切り替えたといいます。
【学び】
**「しかる」より「導く」**という姿勢の大切さ。ポメラニアンのプライドの高さは、適切に向き合えば“素直な忠誠心”に変わります。
専門家が語る「小さな体に大きな魂」
● PetMD(獣医師レビュー記事)より
獣医師Dr. Autumn Maddenによると、ポメラニアンの性格はこう形容されています。
“Tiny body, big personality.”(小さな体に大きな個性)
- 自信にあふれ、しばしば自分を“大型犬”のように振る舞う
- 活動的で、家族に対しては非常に愛情深い
- 反面、他人や他の犬に対しては神経質になる傾向もある
- 抱っこされるのが好きな子もいれば、プライドの高い“独立派”も
つまりポメラニアンは、「ぬいぐるみ」ではなく、「小さなライオン」のような存在だといえます。
しつけの鍵は“甘やかさない愛情”と“自信形成”
● ベテランブリーダーDenise Leoの見解
50年以上のブリーディング経験を持つDenise Leo氏は、ポメラニアンの気性を次のように総括します。
- 非常に忠実で愛らしいが、支配欲が強く「小型犬症候群」になりやすい
- 子犬の頃に“王様”扱いされると、吠える・噛む・言うことを聞かない傾向が強まる
- 早期の社会化(他の人や犬との触れ合い)と一貫した対応が重要
彼女は、「リーダーとして尊敬される飼い主になること」が最良の関係性を築くコツだと語ります。
「手に負えない」は“性格”のせいじゃない
ここまでの実例や専門家の知見を振り返ると、ポメラニアンの“扱いにくさ”は、その犬種の性格ではなく、
✔ 飼い主が適切な理解と対応を知らない
✔ 「かわいいから」と甘やかしすぎてしまう
✔ 一貫性のないしつけ・環境で不安を与えてしまう
といった人間側のアプローチ不足によって生じていることが多いと分かります。
ポメラニアンは、確かに頑固でプライドが高く、要求も多い犬種です。しかしそれは「わがまま」なのではなく、
- 小さな体で外の世界を警戒している
- 自信が足りなくて吠えてしまう
- 自分の役割(守る/伝える)を全うしようとしている
という“健気な防衛行動”なのです。
まとめ:ふわふわの奥にある強さと賢さを、誤解しないで
ポメラニアンは、「かわいいペット」ではなく、「小さくて誇り高いパートナー」です。
人間の都合や理想像に押し込まず、彼らの気質や背景を理解してこそ、本当の関係が始まります。
もしあなたのポメラニアンが手に負えないように見えても、
それはきっと、「あなたに信じてほしい」と訴えているサインかもしれません。
🔗 参考・出典