新機能をすぐ使えると思ったら「あれ、出てこない?」という声が続出
2025年9月、ついに配信されたiOS 26。Apple IntelligenceやLiquid Glassなどの革新性が話題となり、「すぐに試したい!」と飛びついた方も多かったはず。
ところが――
「アップデートしたのにGenmojiが使えない…」
「通話翻訳がどこにも見つからないんだけど」
「想像してた“AI時代”と違う…これだけ?」
SNSや海外フォーラムでは、「すぐに新機能をフル活用できると思ったのに、実際には制限や未対応が多い」という失望と戸惑いの声が広がっています。
本記事では、その背景にある構造を解き明かしながら、今できる具体的な対処法・確認手順を丁寧に整理します。
「すぐにフル活用できる」と信じた人がつまづくポイント
Appleの発表会や公式ページでは、「Apple Intelligence」「進化したSiri」「ライブ翻訳」「Genmoji」といったワードが踊り、あたかも“アップデートするだけで全ユーザーが恩恵を受けられる”ような印象が広がりました。
しかし実際には以下のような3つの大きな壁があります。
① 機能の対応機種制限
Apple Intelligenceの多くの機能は、以下のように最新の上位機種のみ対応です。
| 機能名 | 対応端末 | 備考 |
|---|---|---|
| Genmoji(絵文字自動生成) | iPhone 15 Pro 以降 | A17 Proチップが必要 |
| ライブ通話翻訳 | iPhone 15 Pro 以降 | 通話中の音声をAIが翻訳 |
| 要約・文章生成 | iPhone 15 Pro 以降 | メールやウェブの要約 |
| アプリ連携AIショートカット | iPhone 15 Pro 以降 | 音声から即アクション |
→ iPhone 15/14/13以下では、これらの機能は“そもそも出てきません”。
② 初期リリースのバグ・非安定性
RedditやTom’s Guideでも報告が多いのが、「アップデート直後に動作が重い」「バッテリーが急減」「UIが正しく表示されない」などの不具合。
これは以下のような原因が重なっていると考えられます:
- バックグラウンドでの再インデックス・AI学習処理
- 設定引き継ぎや通知処理の最適化未完了
- 一部機能がiOS 26.1以降にずれ込む
→ つまり、“今すぐ完全に機能するわけではない”という前提が必要です。
③ UI上の誤認・未整理状態
- 新機能が「どこにあるのか分からない」
- 設定メニューが増えすぎて迷子になる
- 旧UIと混在して混乱する場面が多数
→ 実際には機能が存在しても、発見できない・起動方法が特殊といったケースも。
よくある誤解とその実情
| 誤解 | 実際 |
|---|---|
| アップデートすれば誰でもAI機能を使える | Proモデル限定の機能が大半。無印や旧モデルでは使えないもの多数。 |
| アプデ後すぐに使えるようになる | 一部機能は段階的解放・アクティベーションが必要。 |
| 表示されない=不具合 | 実は“機能が非対応”なだけ、という可能性も高い。 |
| 遅いのはバグ | 一時的な学習・最適化処理による可能性もある。 |
【対処法】新機能を「本当に使えるか」チェック&設定する方法
以下は、機能を見落とさず/無駄な不安を減らすための実用ガイドです。
① 自分のiPhoneがApple Intelligence対応かを確認
| モデル | AI機能の可否 |
|---|---|
| iPhone 15 Pro/Pro Max | ◯ フル対応 |
| iPhone 15(無印) | × 非対応(一部UIのみ) |
| iPhone 14以前 | × 全体非対応(見た目だけ変化) |
→ “Pro”かつ“A17 Proチップ”搭載機のみ、AI機能にフルアクセス可能です。
② 該当機能が「どのアプリ/どの操作で出るのか」を調べる
例:
- Genmoji → メッセージアプリ内で“絵文字+”を長押し
- 要約 → Safari上で“アクションメニュー”内の「Summarize」ボタン
- ライブ翻訳 → 設定→FaceTime→言語設定+翻訳ONで有効化
→ UIの中に隠れていることが多く、「探せば出る」が前提になっています。
③ 「設定」→「Apple Intelligence」内の表示を確認
Proモデルでは、設定内に専用のAI関連項目が表示されているはずです。
✅ 表示がない=非対応機種
✅ 表示があるのに使えない=オンにしていない/まだ準備中
④ アップデート後は24時間〜48時間“待ってみる”
- Siriの賢さやAIショートカットは端末内での学習や反映に時間がかかる
- 同時にバックグラウンドでの処理(写真のスキャン、音声モデルの展開など)も行われており、一時的に端末が重くなる
→ 「変化がない」「反応が悪い」と思ったら、すぐに結論を出さず、1〜2日様子を見ることも大切です。
それでも不安なら“やってはいけない誤反応”に注意
- × 設定を全部リセットしてしまう(時間が無駄になるだけ)
- × サードパーティアプリに問題を押し付ける(多くはiOS側の仕様変更)
- × 急いで修理・機種変更に走る(非対応なだけ、という可能性が高い)
まとめ:「フル活用」より「段階的に慣れる」が正解
iOS 26は確かに革新的です。しかし「すぐ全部使える」「全員が恩恵を受けられる」と思い込むと、逆に落胆してしまうかもしれません。
🔻 この記事のまとめ:
- アップデート=すぐに全部使えるわけではない
- 機種によっては新機能の“対象外”であることも多い
- 本当に使えるかは“設定・起動方法・対応端末”の3点で確認を
- 体感が悪い時は焦らず1〜2日待つ
「話題の機能が使えない=失敗」と決めつけず、自分の端末でどこまでできるかを冷静に見極める視点が、今後ますます必要になるでしょう。