◆ Zoomの音ズレ、ハードと設定を見直せばかなり改善できる
「Zoomで話してるのに、映像と音声が合ってない」
「Mac使ってるけど、Zoomのマイクが遅れて聞こえる」
「録画すると音がずれてて全部やり直し…」
こんな状況に心当たりがある方は多いのではないでしょうか。
本記事では、MacでZoomを使っていて起こりがちな音声の遅延・同期ズレ問題について、
- なぜ起こるのか(ハードとソフト両面の原因)
- 実際にユーザーが効果を報告した解決策4つ
- 専門機器やOBS連携時の注意点
- 解決できなかった場合の“現実的な代替策”
まで、実体験とコミュニティベースの情報をもとに、わかりやすく具体的に解説します。
◆ 背景:Zoomで音がズレるのは「よくあること」だった
MacBookやiMacを使ってZoomをしているときに、
- 音声が映像よりも遅れて届く
- 話してる途中で「自分の声が自分に遅れて返ってくる」
- 録画を見たら、顔と音声が完全にズレていた
といったトラブルが発生することがあります。
実はこの現象、ZoomのフォーラムやRedditでも**2023〜2025年にかけて頻繁に報告されている“定番の困りごと”**になっています。
◆ よくある事例とユーザーの声
「Zoomミーティングでプレゼン中、口と声がズレていてすごく恥ずかしかった…」
「録画ファイルを見たら音だけ2秒遅れてて全部ボツ」
「音楽の授業で遅延してグチャグチャに…Macのせい?」
これらのケースでは、「Zoomが悪い」と断定しがちですが、実際は
- 使用している周辺機器(マイク・カメラ・キャプチャデバイス)
- ZoomやMacのオーディオ設定
- OBSなどの配信ソフトとの連携時の相性
などが複雑に絡み合って、結果的にズレが生じていることがほとんどです。
◆ 対策①:使用している「キャプチャ機器/マイク」を見直す
特に外部カメラやミキサー、キャプチャボードを使用している場合、そこから生まれるハードウェア的な遅延が原因のことがあります。
🎥 よくズレを起こす機材例
| 機材 | 遅延発生の例 |
|---|---|
| Cam Link 4K(Elgato) | 100〜180msの遅延が確認されている報告あり |
| USBマイク+Bluetoothイヤホン | 音声が遅延+音飛びが同時に起こることも |
| 一部のHDMIキャプチャ機器 | 音声だけ遅れて取り込まれる傾向あり |
特に「外部マイクと外部カメラを別々に繋いでいる」場合、Zoom側で“音声と映像のソースの時差”が処理しきれないことでズレるケースがあります。
✅ 対策ポイント
- USBマイク+外部カメラの組み合わせは、同じキャプチャボード経由に揃えるか、片方をMac内蔵に切り替える
- Bluetoothオーディオ機器は避ける(遅延が大きいため)
- 複数入力を1デバイスに統合するミキサーやIFを使うと安定する(例:Yamaha AG03など)
◆ 対策②:Zoomの「オーディオ設定」を最適化する
Zoomには、音声の処理方法を変えるための設定項目が複数あります。ここを調整するだけで、音の遅れが劇的に減ることがあります。
🎧 Zoomの設定変更ポイント
- 「オーディオ設定」→「音楽とプロフェッショナルオーディオを有効にする」をONにする
→ ノイズキャンセルや音質最適化処理を解除でき、遅延が減るケースあり - 「オリジナルオーディオを有効にする」オプションをONにする
→ Zoomが自動で音声を処理しないようにする(音質改善にも効果あり) - 「ステレオオーディオ」設定は用途により選択
→ 音楽用途ではON推奨/会議用途ではOFFのほうが遅延が少ない場合も - 「Macシステム設定」→「サウンド」→入力/出力デバイスの確認
→ Zoomが意図しないマイク/スピーカーを使っていないか確認を
◆ 対策③:OBSなど配信アプリを使っている場合は「同期オフセット」が鍵
ZoomをOBS(配信ソフト)や外部ツールと連携して使っている場合、「音声が映像より遅れて表示される」という現象が発生しやすくなります。
このとき有効なのが、音声の“Sync Offset(同期オフセット)”調整です。
🔧 OBSでの設定手順
- OBSを起動
- 下部の「ミキサー」で対象のマイクを探す
- ⚙アイコン →「詳細オーディオプロパティ」をクリック
- 「同期オフセット(ms)」欄に適切な数値を入力(例:-200 〜 +400ms)
- Zoomとの連携を確認しながら調整
→ 「プレビューでは合ってるのに、Zoomだとズレる」ケースでは、この手動調整でピタッと合うことがあります。
⚠ 注意点
- 数値はミリ秒単位(1000ms = 1秒)
- 数値がマイナスだと音が先に、プラスだと遅れて再生される
- 配信ソフト+Zoomの“音声経路”が複雑になっている場合、必須の工程です
◆ 対策④:どうしてもズレる場合の“現実的な代替策”
「色々試したけど直らない」
「会議中は大丈夫でも録画がズレる」
こうした場合は、無理に完全同期を求めない使い方に切り替えるのも一つの選択肢です。
✅ 運用上の工夫
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 音声だけを別録りにして合成する | Zoom録画ではなく、マイク音声を別で録音して後から動画と合わせる(動画編集ソフト使用) |
| 映像と音声のどちらかに統一する | 顔出しをやめ、音声+スライド共有に変更することで違和感を減らす |
| Zoomではなく「録画ソフト中心」に切り替える | ローカル録画に特化したツール(OBS、ScreenFlowなど)に切り替えて品質重視に |
◆ なぜZoomでは「音ズレ」が起こりやすいのか?
Zoomは「会議向け」に最適化されており、ノイズ処理・エコーキャンセル・音声最適化などが常に裏で働いています。
この処理は「会話」には向いていても、「録画・ライブ配信」や「高音質な音声同期」には不向きなことがあります。
特にMacでは、
- OSのサウンド管理が複雑(CoreAudioのレイヤー)
- MシリーズMacの一部ではUSBオーディオ遅延が報告されている
- Bluetooth機器使用時の“不可視の遅延”が発生しやすい
などの背景もあり、「気づかないうちにズレていた」ということが起きやすいのです。
◆ まとめ:Zoom音声遅延、Macユーザーは“機材と設定”の両面チェックが必須
Zoomでの音声ズレは、1つの要因だけで発生することは少なく、複数の条件が重なって起きるケースがほとんどです。
✅ 今日からできるチェックリスト
- 🔌 マイク・カメラの接続方法を見直す(USB/Bluetooth分離NG)
- 🎧 Zoomの「プロ向けオーディオ設定」をONにする
- 🛠 OBSなど使用時は「同期オフセット」を手動調整
- 🚫 Bluetoothオーディオは極力使わない(遅延が大きいため)
- 📼 録画時はローカル録画 or 別撮りを検討する